人生滅亡までのカウントダウン

約1年という時間で危機を脱する事はできるのだろうか・・・

クロムクロと君の名は。二つの名作における違いとは

 クロムクロ攻殻機動隊花咲くいろはSHIROBAKOなどの名作を手掛けたPAワークスのオリジナルロボットアニメ。オリジナル作品なので情報が少なく、実際放送数話まで無視しており知人からの「面白い」という伝聞が無ければそのまま知らずに終わった可能性もある。全26話観終わった感想は非常に満足のいくものだった。いろんな商業上の問題からか世には量産される駄作が多い中で、完成度が高く魅力的なキャラクターにあふれた素晴らしい作品で、またPAワークスの名を高めるに値したと思う。しかしながらここまで出来のいい作品であるのに巷ではあまり話題になっていないという点が気にかかる。

 そして君の名は。新海誠という人物を恥ずかしながらこれまで認識していなかった。おそらくディープなファンは別として自分のようなライトなオタク層や一般人では知る人は少なかったのではないかと思う。そう、クロムクロがあまり騒がれていないように新海監督も宮崎駿監督や細田守監督のような知名度はまだ持っておらず、それほど世間に認知されていなかったと感じている。にもかかわらず座席は埋まり大ヒットの状況である。彼らはいったいどこで新海誠の、君の名は。の作品を知ったというのだろうか。

 世に駄作ながらヒットする作品は数多くある。残念ながら近年のジブリ作品はジブリというだけで売れる。洋画であればやはりスピルバーグ作品はそうだし、スターウォーズEP7もとんでもなくしょうもない作品だったにも関わらず興業的には大成功を収めている。つまり期待値が高ければ内容はともかく売れるのであるが、君の名は。の場合はこれまでの知名度がそこまで高かったとは考えにくい。そうなると次に当てはまるパターンとして事前に多大な宣伝費をかけてCMをうちまくった場合がヒットになる場合があるのだが、これまた当てはまらない気がする。

 ではいったいなぜあまり知名度の高くなかった君の名は。がここまで大きなヒットを飛ばしているのか。考えられる論理的な答えは「とんでもなく素晴らしい作品」で口コミでその評判が広まっている、というものだ。そう考えると新海監督が日本のアニメ映画史上に大きく躍り出たといってもいいのだろう。

 

 話をクロムクロに戻すと昨今のTVアニメの中では群を抜いていたように思うのだがなかなかどうしてそこまでの評価を得ていないようなのが残念でならない。良い作品=売れる作品ではないというのが現実なのだろうけれど、イコールではなくともニアイコールではあると思う。商業主義に傾き過ぎず、これからも良作品を生んでもらいたいものである。

 

 

 

人生滅亡まで・・・あと347日。