神功皇后という戦前にはお札にもなっていた人物が発見したと言われるのが『嬉野温泉』。卑弥呼とはまた別の、実在がハッキリとはしない日本古代の女傑です。なんでも身ごもりながら朝鮮半島への戦争の指揮を執ったとの事。その戦いの後に傷ついた鶴を見つけ、羽を休めた地で兵士を湯に浸からせたところ傷が癒えた為「あな、うれしいの」と仰られたのが名の由来とか。
その歴史ある温泉は弱アルカリ性の泉質。ナトリウムを多く含む重曹泉が古くなった角質を溶かすんだとか。またまた美人になってしまいます(40代のおっさんですが)。
宿泊した和多屋別荘さんは丸十字の紋で知られる島津家の御用宿。さすがに風格を感じます。別館が多くて広いので最初は軽く迷子になりましたが。
昼には柳川へ。かつて立花氏の治めた地という事で資料館がありました。
秀吉に「東の本多忠勝、西の立花宗茂」と称された人物ながらゲームや大河ドラマではあまりお目にかかる事が無く残念。奥様の誾千代(ぎんちよ)がこれまた凄くて、日本の一級史料では唯一の女城主としてしられています。『おんな城主直虎』の方が先に大河ドラマになってしまいましたが、猛将加藤清正が戦いを避けたとも言われる人物ですから面白いストーリーになると思うんですけどね。