趣味全開で世界を巡る

オタクなおっさんがアニメ・ゲームにうつつを抜かしながら時間が空いたらカジノを中心に世界へと旅立つ。目標は月1海外旅行。

3大カジノの違い ラスベガス・マカオ・ソウル(インチョン)各都市での注意事項 日本人にオススメのカジノは?

  2018年にラスベガス、マカオ、ソウルといった日本人にもわりと馴染み深いカジノのある都市を訪れた感想から個人的に比較してみようと思います。

 まずは各都市毎の注意点です。帽子と携帯電話の使用に関して各都市で反応に違いがあります。とはいえ全カジノを回ったわけではないのでいくつかのホテルを回った感じでの雰囲気ですし、今後変わるかもしれない点はご了承ください。

 

ラスベガス:帽子・・・問題なし

      携帯・・・問題なし。写真も原則NGだがそれほどうるさくない

マカオ  :帽子・・・つばのある帽子は後ろ向きでないと止められる。

      携帯・・・見ててもあまりうるさくないが、写真はNG

ソウル  :帽子・・・つばのある帽子は後ろ向きでないと止められる。

      携帯・・・イヤホンつけてると×。携帯は止められない。

  

 帽子がダメなのは顔認証しているからなんでしょうかね?ベガスもレーティングしているそうですがその辺はどうなんでしょう。パラダイス・シティではI-Phoneで音楽を聴いていても止められましたから画面がどうこうではないみたいですね。

 

  では各都市のカジノの様子です。IR法案により近い将来日本にもカジノが出来ると世界のカジノに出かける理由は変わってくるでしょう。人によってはそもそも海外まで行く理由も無くなるのかもしれませんね。

 

1、ラスベガス

規模★★★★★

日本語★

エンターテイメント★★★★★

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  カジノの聖地と言ってもいいと思いますし、ギャンブラーならずとも数々のショーが楽しめる一大エンターテインメントシティです。街の魅力は依然として世界一だと思います。最大のネックは移動時間でしょう。2006年まではJALの直行便があったのですが、2018年は1月のイベント時にデルタ航空の臨時便が飛んだだけ。ラスベガス観光局には数年後に直行便を復活させようとしているようですが、前述のように国内カジノが出来るのは向い風な気がします。現状ではロサンゼルスやサンフランシスコ、シアトルなどの米国西海岸やカナダのバンクーバー経由といった便もあります。総じて10数時間はかかりますから乗り継ぎによっては往復で1日以上の時間がかかってしまいます。長期休暇が取れないとなかなか足を伸ばせないので、平均的な日本人にはなかなかハードルが高くなってしまいます。単に時間の問題だけでなくほぼ半日の時差があるので帰国後の時差ボケにも要注意です。

  移動以外の障害としては言葉の壁とチップ文化でしょうか。当然ながらカジノもレストランも基本的に英語オンリー。さすがに様々な人種の人がいるので中には中国語やスペイン語が通じるスタッフもいますが、日本語はかなりレア。日本人ディーラーがどこぞにいるという話は聞いた事はありますが会った事はありません。カジノにおいてはあまり英語が理解できなくてもプレイできるゲームがほとんどですが、トラブル時(勝ったのにチップ取られたなど)にはもちろん英語ができた方がいいですし、よっぽどの上客でかつある程度以上のカジノでないと日本語の理解できるスタッフはいません。

  チップについては知らなくてもなんとかなりますが、滞在期間にトラブルを減らし楽しく過ごすには感覚として身につけておいた方がいいかなと。最近はタクシーやレストランでもだいたいこれくらいというサジェスチョンが提示される事が多いので楽になりました。

 

  ラスベガスも10年前はバカラ卓があちこちにありましたが、今はめっきり見なくなりました。全てのホテルを調べたわけではありませんが、ある程度のグレード以上のホテルでないとバカラ卓は無いような感じです。MGMやベラージオ、パリスなどでは卓はありますがそれも数卓であちこちの罫線を見比べて、というプレイの仕方には向きません。おそらくVIPルームは別にあるのでしょうがそこはよくわかりません。

  一番多いのはブラックジャック(以外BJ)で、どこのカジノでもテーブルゲームの半分以上はあります。ラスベガスのBJの最大の特徴はソフト17でヒットするというルールです。いくつかのカジノでプレイしましたが、少なくともストリップのカジノではもうこれが当たり前のようです。BJ中級者以上の方ならお分かりのように、これはプレイヤーにはかなり不利なルールです。その代わりディーラーAに対してサレンダーが可能な点が大きなポイントです。BS(ベーシックストラテジー)を理解しているプレイヤーの方は、ソフト17ヒットのラスベガスではディーラーAに対して17はサレンダーが正解という事を覚えておくべきでしょう。そしてさらにディーラーがセクシーな衣装な代わりにBJの配当が1.5倍から1.2倍(5to6という表記がされています。)に減らされた卓もあります(セクシーだからという理由は書いてありませんが、パリスがそういう状況だったので勝手に憶測)。つまりBJプレイヤーにとってラスベガスは最悪という事です。勝手な憶測ですがマカオに流れた売上を回収するための施策なんではないかと思っています。

  初心者でも簡単に楽しめるルーレットは当然ながらアメリカンスタイルの0と00があるタイプがほとんど。これをメインで楽しみたいなら不向きという事になるでしょう。

 

  ラスベガスのカジノの良いところはカジノをブラブラ歩きながらふと見た卓にそのままUSドルを置いて賭けれるところ。わざわざチップに変えなくてもいいので楽です(逆に気軽にかけ過ぎてしまうので熱くなるとヤバイとも言えます)。

 

  ややプレイヤーに不向きなルールと移動時間というネックはありますが、数多くあるカジノから自分にあった場所を探したり、気分転換にカジノ巡りをしたりする楽しさはあるかもしれません。なんといってもカジノの聖地だけあってその数は多く、全カジノを回るのはとても大変です。もちろんカジノ以外にシルク・ド・ソレイユのショーを見たりグランドキャニオンまで観光に出かけたりといった楽しみ方もあるので柔軟性は抜群。

 

2、マカオ

規模★★★★

日本語★★

エンターテイメント★★★★

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  今や売上ではラスベガスを抜いて世界一のレベルになりました。特にここ数年でタイパ地区にギャラクシーやヴェネチアンといった巨大ホテルができてカジノの規模でもラスベガスに匹敵しつつあります。

  マカオの場合最大の障害になるのはおそらく言語でしょう。英語が苦手な人でもイエスやノーは言えると思いますが、広東語ではなかなかそうもいかないでしょう。香港ではあんなに通じる英語が、お隣のマカオでは恐ろしいまでに通じません。もちろん理解できるディーラーが多いですが、公用語では無い点は注意が必要です。カジノのゲームはあまり言葉を必要としないとはいえ、例えばチップを細かく両替したい時などある程度の言葉は分かると便利なのは言うまでもありません(ちなみに100を50の2枚にしたい時に日本では50を2枚というのに対し2個50という言い方をしますので指で2を表すとスムーズです)。

  東京や大阪からはマカオまで直行便が出ていますし、香港経由の移動も様々な手段があります。これまで1番一般的なのは香港からフェリーでマカオ入国というものでしたが2018年10月より香港-澳門(マカオ)・珠海(ジュハイ)間を結ぶ香珠澳大橋(通称HZM大橋)が開通しました。料金もフェリーに比べてかなり安くしかも移動時間も早いとイイことづくめです。唯一フェリーに劣るのは香港に一旦入国して、また出国するという手間がかかる点ですが今後は陸路がデフォルトになると思われます。いずれにしても国内から半日足らずで到着でき時差も僅か1時間というのはお手軽ではないでしょうか。

 

↓香港ーマカオ(珠海)間を結ぶ港珠海大橋の通り方については以下

www.haseger.com

 

  マカオのカジノの最大の特徴はなんといってもバカラ卓の多さです。ほぼバカラと言っても大げさではなく、その他のゲームはかなりレアです。ラスベガスではメジャーなBJも見つけるのは大変だったりしてお国柄を感じさせます。個人的には大きめの勝負を好むプレイヤーの数がラスベガスからマカオへと傾いたのかなと思います。バカラのルールは単純なので基本的にはどこの国のどのカジノに行っても変わりませんが、座っている人の後ろからチップに重ねてきたり(これは拒否できます)、立ったまま賭ける人が目立つのがマカオの特徴です。この鉄火場感は慣れると非常に楽しいのですが、言葉もよくわからないうちはあまり好きではありませんでした。静かに打ちたいタイプの人には不向きでしょう。

  BJはソフト17はスタンド、BJは1.5倍のオーソドックスなルール。サレンダーに関してはアーリーとレイトそれぞれのカジノがあるので慣れるまでは早めに申し出たほうが無難です。

  ルーレットはヨーロピアン(0が1個だけ)なので好きな方にはマカオはオススメ。最近シンガポールでは恐怖の0が3個(実際は0、00、S)あるタイプも出てきたのでヨーロピアンがいつまであるかはわかりません。

 

  カジノに関してはラスベガスに匹敵しうるレベルの数と質があるのでギャンブルしかしない人やマカオ特有の夜遊びが好きな方にはむいていますが、反面ショービジネスや観光はいかんせんまだまだ本家にはかなわないといったところ。

 

3、ソウル(インチョン)

規模★★

日本語★★★★★

エンターテイメント★★

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 実際ソウルとインチョンは電車やバスで1時間くらいかかる別の街ですがひとくくりにさせてもらいました。インチョンには基本的に空港がある以外はほとんど何も無いのでパラダイスシティで遊ぶ以外はソウルなどへ出かける必要があります。観光もしたいならソウル市内泊でウォーカーヒルなどに出かけた方が便利です。

  韓国のマイナスポイントはカジノの少なさです。釜山やチェジュにもありますが気軽に移動できる範囲ではありませんし、隣のカジノというのが無いので気分転換に移動なんて事が簡単にはできません。

 

  カジノ内のテーブルゲームはラスベガスとマカオのちょうど中間くらいでややバカラが多め、BJもそれなりにあります。

  特にパラダイスシティで驚いたのは日本語がかなり通じるという事。卓についた全員が日本人というのも珍しくは無いのですが、ディーラーに日本人が複数いますし韓国人ディーラーやピットボスにも流暢な日本語を喋る人がたくさんいます。個人的にはディーラーは黒子でいて欲しいので日本語を喋ってもらう必要は無いのですが、カジノ初心者の方なんかは細かいルールなど聞けてかなり安心なのでは無いでしょうか。またパラダイスシティはかなり美人のディーラーが多いのも男性には嬉しいポイントではないでしょうか。

  BJのルールはマカオと同じオーソドックスなものでソフト17スタンド、Aサレンダー無しでBJ1.5倍というものです。

  ルーレットはアメリカン、ヨーロピアンどちらもあるようなので気をつけましょう(パラダイスシティインチョンはヨーロピアン)。

 

  カジノはそれなりにあるものの、ショッピングやショーなどはカジノとは全然関係ないので別に考える必要があるのが2大カジノとの違い。ソウル市内のウォーカーヒルやセブンラックもそれぞれが離れており、基本的に都市というよりはメインカジノを一つ決める感じになるのも他の2都市との大きな違いではないでしょうか。

 それでも主要空港から1〜2時間程度で到着できるアクセスの良さや航空券も格安のものならば1万円を切るものもあってもはや国内旅行レベル。僅かとはいえ時差が無いのも有り難いポイントです。初心者の方やカジノにとにかく行きたいという方にはオススメです。

 

(2019年2月23日加筆)

 

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