人生滅亡までのカウントダウン

約1年という時間で危機を脱する事はできるのだろうか・・・

アニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』の良かった点と悪かった点(ネタバレ有)

 前期見逃していたのだけれど知人から結構面白いよと聞いてまとめて視聴してみたリゼロこと『Re:ゼロから始める異世界生活』。最初に敬遠した理由はラノベ界ではもう掃いて捨てるほどあるファンタジー異世界召喚ものである事がタイトルで丸わかりで、おそらく世に食傷気味の人も多いのではないかと思うが私もその一人であるからだ。

 で、全話観終わってみたところ感想としてはまあまあそれなりに満足のいくもので人気があるのも頷ける内容だった。よくある設定ながらも、死に戻りでやり直しというRPGであれば当たり前にやっている要素をうまく表現できている作品だと思った。ただ「死ねばやり直せる」という事実をスバルが知った後にそれでも死を恐れている表現と自殺する場面と双方がありキャラクターが死をどう捉えているのかという設定が曖昧なのが残念だった。死に戻りの設定が場面場面で都合のよい使われ方をしており主人公の心理に対する考察が甘く感じたわけである。

 そもそもなぜ召喚されたのかとか魔女の残り香の理由とかセーブポイントが変わる理由とか原作も未完なのでアニメで説明が無かったのはまあ仕方がないとして、エミリアと仲違いしてから白鯨戦のあたりはあまり絶望感を感じず緊迫感が薄いままラストに至った感が否めない。というのも前半での腸狩りや屋敷での死亡パターンのあたりは原因不明だったり八方ふさがり感があって「これどうすんの?」みたいな引き込みがあったのに対して後半はどうせやり直せばなんとかなるし、みたいなお気軽感が出てしまったわけである。まあワンパターンだと飽きてしまうのはどうしようもない事ではある。

 

 そしてとても良かったともいえるしアカンといえるのがレムの扱い。この話のヒロインはエミリアたんである事はまあ間違いないと思うのだけれど、それだとレムってどうなんのよ、って。あれだけレムを可愛く描写しているのはいいんだけれど、それだとエミリアよりレムでいいじゃん、って普通の男なら思っちゃうよね。それでいてエミリア一筋なスバルに対して一般的な男性はおそらく違和感を抱くんだと思う。まあ小説だからどうでもいいんだけど、現実的にレムみたいな子がいたらそっちを選んでもそれは妥協とは呼ばれないと思う。そういう点でリアリティーが無くなってしまったのが残念なのである。

 

 まあいろいろ不満点はあるけれど総じて面白い作品だとは思うし、是非とも二期(三期?)があれば見てみたいものである。