途中までかなりハマってみていた『バチェロレッテ』。エンディングの時点での興奮もかなり高まっていました。黄さんと杉ちゃんが残って、どっちもあるぞ、みたいな感じ。そこに颯爽と現れる黄さん。固唾を呑んで画面に食い入ります。中国人というアイデンティティーに誇りを持つとともにおそらく不安をかかえていた彼。おそらくバチェロレッテの脳裏にもそれはさえぎったことでしょう。沖縄県で育ちながらもウチナンチュウと虐められた過去がある彼女にとって、やはりその手のトラウマはなかなか覆しがたかったのではないでしょうか。
ということは、まさかの杉ちゃんなんかー!と、ここで興奮はボルテージMAX!初回のあのウジウジした様子から、こいつだけはないな、と思っていたのに。なるほど、萌子さんのような自立した女性ならば、支えてくれる男性は必要ないし、むしろ個性豊かな芸術家に惚れるということか!などと納得していました。そして感動のエンディング!・・・かと思いきや。
まさかの杉ちゃんもふられるという衝撃の展開に唖然。
まあ、そりゃ普通に考えたら無いわけなんだけど。でも、だれか一人選ぶっていうのがこの番組じゃないの?と、観終わった直後は結構不満だったわけです。けれど、よくよく考えてみたら、このバチェロレッテ目当ての男性というのは、そもそもワケありのはず。魅力あふれる男性であれば、わざわざ福田萌子さんでなくても、他にもそれ相応の女性がいるはずです。では彼らはいったいなぜこの番組に参加したかというと、それは「バチェラー」同様に売名目的があったからでしょう。ゆきぽよの現在の芸能界での活躍ぶりを見れば、この番組の影響力がバカに出来ないことはわかります。そんな男性陣に、これまた魅力あふれる彼女が振り向かなかったとしてもそれは当然のことでしょう。そして彼女もまた売名目的があったであろうことは簡単に想像できます。
ゆえに最初から茶番だったわけですが、まんまと騙されてしまいました。とはいえこの騒動が話題になるのだから、番組としては大成功なんでしょう。