とはいっても子どもがいるわけではないので、あくまでも創造の範疇でしかありませんが。
最近革製品のお手入れをすることがちょくちょくあります。靴だったりコートだったり。若い頃は安物ばかりかっていてダメになったら買い替えていましたが、今では時計も自動巻きにしてみたりとちょっと志向が変わってきました。
時計にしても革にしても手入れに手間がかかるのでハッキリ言ってめんどくさい。特にめんどくさがりで面倒という言葉が大嫌いなんですが、それでも考え方が変わってそういった製品を使うようになってきました。
さてそこでふと思ったのはそうやって手をかけていくとよりその品物に愛着がわいてくるという事です。まあこれはペットなんかもそうですし、人間関係なんかでもより密接な関係を持つとそれまで以上に親近感を抱いていく心理があるわけです。
おそらく「馬鹿な子ほど」というのはこれに当てはまるんだろうな、と思いました。客観的に考えて賢い子の方が親は助かるし嬉しいはず。それでも馬鹿な子に愛着がわいてしまうのはそれだけ手がかかるから。そうするとある意味不公平な状態で賢い子より馬鹿な子ほど愛情が注がれてしまうという事。これは一人っ子ならあまり関係ないかもしれませんが、兄弟姉妹がいると話は変わってくるんでしょうね。とかく不公平の無いように、という心理は多くの親にあるんでしょうが、この心理をはねのけるのはなかなか難しいのかもしれません。