国内バスの需要というものが内需からインバウンドへと移り、そこに上手にフィットさせた企業はいったんうまくいってはいたものの、この新型コロナウィルスによる鎖国政策によってかえって致命的なダメージを受けてしまいました。
このご時世で倒産するバス会社がたくさん出るのは当然ですが、この後に業界再編が進む中でバス会社が目指すのはやはりしっかりと体力をつけるということでしょう。つまり値上げが行われるものと想定されます。とはいえ旅行業界はどこも瀕死なので自分勝手な言い分は通らず、結果的に国の支援策、つまり税金に頼ることになるのでしょう。
バス会社というのはそこの従業員もそうですが、自動車メーカーの購入元としても経済的には重要な立ち位置で簡単につぶしてしまっていいものではありません。日本の最右翼の産業たる自動車メーカーを支える意味でもバス旅行には積極的に参加する必要があるのではないでしょうか。
