おススメ度★★
ロマンチック・コメディ・ミュージカル映画という触れ込みですが、コメディ要素やミュージカル要素は少なめな感じでライアン・ゴズリング演じる売れないジャズミュージシャンと女優志望だがオーディションオチまくりというエマ・ストーンのヒロインによる恋の行方がメインに描かれているように思います。二人の恋の進展と夢に対する挑戦と挫折などなるほどこれはアメリカ受けしそうな作品だなとは思いましたが、自分はちょっと入りきれなかった感じです。お国柄というのは目に見えなくて分かりにくいけれど、映画界でも世界的ヒット作が特定の国ではイマイチだったりというのは良くある話だと思いますが、この作品は日本人にはそういう類なのかなあと。まあ個人的な感覚に過ぎないのかもしれませんが。特に中盤の展開がありきたりでやや冗長な感じがしてちょっと退屈しました。とはいえラストシーンのまとめ方はなかなか秀逸で、そうなるのかと後半は見直しました。
エマ・ストーンの魅力はたしかによく伝わってきましたのでアカデミー主演女優賞も納得。これをステップにして今後さらにブレイクするのが期待されますね。