イギリスの通貨はポンド（￡）なわけですが、100年前の基軸通貨も今ではそこまでのパワーは持っていません。かといって日本円も20世紀末ほどの力をもっておらずどちらが優位かというのは一概には測りにくいので両替もどちらの国でするべきなのか大変悩ましいところです。
なので今回イギリス旅行をする際に日本でのレートとイギリスでのレートを調べてみました。結論から言うと、両替するなら日本でするのが良いようです。
日本国内でも銀行だったり外貨ショップだったりでもちろんレートが違いますから、一番お得なのは外貨ショップでしょう。空港は割高なので事前の準備が望ましいと思います。イギリスもヒースロー空港は手数料がかなり割高でした。日本の場合表示されているレートにすでに手数料が含まれているのでいくら両替しても、複数回にわけても基本的に差はありません（ほんの端数の違いはでますが）。ところがイギリスの場合、レートでの計算が終わった後で取扱手数料を取られます。これがヒースローだと5ポンド、街中では3.5ポンドでした。これはいくらだろうが1回あたりかかるので、こまめに両替すればするほど損してしまいます。では一度に大量ならイギリスの方が安いかというとそうでもなく、それでも日本のレートの方がマシでした。実際自分がイギリスにいったときはセントレア空港では1￡＝148円くらいだったのが英国だと1￡＝153円くらいにさらに手数料がのっかるという感じです。
さて、実は両替の話をしましたが実際にはもっとお得な方法もあります。それは事前にマネパカードなどのプリペイドカードに事前に日本円を入れておいて現地で引き出すといった方法です。カードを作る手間、入金する手間、そして現地のATMを操作する手間がかかりますがレート的にはおそらくこれがキャッシュを手にする一番お得な方法です。
しかしなかなかカードを増やすのは億劫だったり怖かったりという方もいるでしょうから、その場合はクレジットカードのキャッシングをする方が現金を両替するよりもお得です。日本で銀行から円をおろして外貨ショップで両替、というような手間をかけるよりもそのまま海外でクレジットカードをATMに入れて現金を引き出した方がレートは良いわけです。まあこれも機械の操作は絡みますから万人向けというわけではないですが。
そしてさらに英国の場合はかなりキャッシュレスが進んでおり、ほとんどのお店でクレジットカード払いが可能です。今回イギリスを旅行する間でもキャッシュのみというのはアイスクリームの屋台などごく一部だけでした。この場合現金を持つ必要がないので両替の手間も手数料もかかりませんから、これが一番お得な方法でしょう。
というわけでできればクレジットカードで支払いをし、それがどうしても嫌ならば別の方法を取るというのがよいようです。
