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サッカー日本代表 モンゴル戦完勝での森保監督采配に納得

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森保監督下では大迫を抜いてゴールトップの南野選手

 

 いかに格下とはいえラグビーよりも紛れが起きやすいのがサッカーです。勝利が絶対条件ともなるとそれが足かせとなってうまくいかないこともあるわけですが、終わってみれば6-0の満額回答。大量得点もそうですし、無失点で終えた事は評価に値するのではないでしょうか。

 

 実際のところ一番重要だったのは先制点でしょう。南野選手がヘディングで1点取るまでは数で守るモンゴルを攻めあぐねている印象がありました。こういうところできっちり点を取れる選手というのはとても重要で、その事からも今後も彼の必要性は変わってこないのかなと思います。年齢的に見てもマンUに行く前の香川に対する期待と同じようなものを感じますから、やはり世代交代がうまくいったということなのではないでしょうか。その点において森保監督のビジョンはなかなか優れているなと思います。

 初采配の試合こそ自身がサンフレッチェ広島を連覇させたときのキーマンである青山選手を呼びましたが、その後は若い選手を中心にチーム造りを進めています。当初青山選手を呼んだときは森保監督の考えに懐疑的でした。というのも現在のパフォーマンスは確かに1級かもしれませんが3年後のW杯の時はどうなんだろうと。実際青山選手の出た試合は納得のパフォーマンスで勝利を修めたわけですから、目先の1勝という意味では間違っていなかったわけですが、そういう短期的なビジョンしか持ってないならW杯の決勝トーナメントを勝ち進むのは難しかろうと感じていたわけです。しかしその後は青山選手のコンディションの問題もあり若手へとシフトしていく様子をみて安心しました。

 今回も香川選手はプレリストに名前が入っていましたが結局招集されませんでした。青山選手同様に今のポテンシャルはともかく3年後にトップパフォーマンスかどうかを考えたらやはり世代交代を優先させるべきだと思いますし、モンゴルには失礼ながらこのレベルでトップの選手がいないと勝てないようでは困るわけですから良い判断だったのではないでしょうか。

 

 

 モンゴルとしては0-0の引き分けが取れれば上々というスタンスだったと思いますが、南野選手の得点によりビジョンが崩れて2点目以降が楽に取れるようになったのでしょう。そういう意味で個人的には久保選手の代表最年少ゴールが見たいなとも思ったのですが、結果として出番なし。ちょっと残念な気もしましたがよくよく考えれば実にナイス判断だったと思います。ここで原口ではなく久保を出していればマスコミやファンは喜んだでしょうが、チームとしてはどうでしょう。久保を依怙贔屓している感は否めなくなります。それよりもチームとしてのオプションを確かめるための鎌田選手の投入や、ジョーカーとしての原口選手の投入の効果を見たかったというのは納得するところです。

 

 6点という大量得点、0点というディフェンス、森保監督のビジョンいずれも満足のいく結果で非常に大満足でした。