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吉野彰先生ノーベル化学賞受賞!今後、日本のノーベル賞は大丈夫?

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 リチウム電池という、いまや我々の生活の中心になりつつあるスマートフォンやノートPCを生み出す基盤となった技術ですから内容としては一般人にもわかりやすいですね。かつてはノーベル賞といえば東大・京大の専売特許だったわけですが名城大学という地方の私立大学がこういった人材を抱えているというのはすごい事だなあと思います。

 

 割と毎年のようにノーベル賞を獲る日本人がいるのであまり珍しい感じはしなくなってしまっていますが、きちんとその凄さを理解しなくてはなと自分自身いつも反省します。日本の10倍以上の人口を誇る中国やインドですら現在はまだほとんどこういった理系分野での獲得がないわけですから日本の環境や教育水準の高さ、日本人の気質というものが世界に誇れるものなのだと思います。

 

 しかし今回のリチウム電池にしても開発されたのはもう何年も前の話です。これまでのもそうでしたが、発明された当初ではなくそれが社会に十分に馴染んでから評価されているわけですから果たして現在の日本の研究者のレベルが10年後・20年後にノーベル賞を獲れるレベルなのかどうかはちょっとわかりません。

 

 日本の国際競争力がまた下がったというニュースも流れていましたがこういったトップの研究者はもちろんの事、裾野を支える数多の人々にも資源の少ない日本という国家が世界でイニシアチブを握っていくために十分な投資を国家主導でして欲しいなあと思います。