おススメ度★★★
石田三成を主人公として描かれた司馬遼太郎の『関ケ原』が原作なので、石田三成がカッコよく描かれていて徳川家康は悪役。原作にまるっきり忠実というわけではなく、映画を売るためか有村架純がくノ一になっていて出番が多い。一番好きな女優といってもいい彼女ではありますが、正直関ケ原の本筋には関係ないキャストなので蛇足な感は否めません。
それはともかく西軍ファンとしては結果として敗れるとはいえ石田三成をカッコよく描いてくれたこの作品はなかなか良かった。三成役の岡田准一もハマっていて、彼以外のキャストは考えられないと思えるようになったくらい。そして適役の家康を務める役所広司もさすがの演技。どちらかというと善玉のイメージがある彼ですが、ふてぶてしい家康をしっかり演じていました。途中裸になるシーンがありますが、でっぷり太った様子は役作りなんでしょうか。なかなか大したもんだと思いました。
