おススメ度★★
マット・デイモン主演で敵役としてジョディ・フォスターという顔ぶれ。特にジョディ・フォスターの作品となると最近少ないので、往年のファンはかなり嬉しいのではないでしょうか。ジョディ・フォスターといえば父親の名を明かさないまま出産し、近年では同性婚したことも知られます。そんな彼女もすでに50を超えてますが30代といっても通じそうな変わらぬ美しさを披露してくれています。さすがメンサ会員(関係ない)。
さてそんなキャストは素晴らしいわけですが、肝心の脚本はというと今一つパッとしない感じ。選ばれた人間のみが住まうエリジウムと貧困にあえぐ地球の庶民という対比は「銃夢」のザレムと屑鉄町や「ザブングル」のイノセントとシビリアンなどこれまでにも幾度となく見てきた構図。それは別に構わないのですが、その設定を活かして何をするかという点において、ちょっと話のスケールが小さすぎる気がします。
というわけで映画全体の出来としては微妙ですが、ジョディ・フォスター久しぶりに観たいっていう人にはおススメです。