趣味全開で世界を巡る

オタクなおっさんがアニメ・ゲームにうつつを抜かしながら時間が空いたらカジノを中心に世界へと旅立つ。目標は月1海外旅行。

『崩壊:スターレイル』の良いところとダメなところ


  いま世界で一番売れているゲーム『原神』を生み出したmiHoYoが出してきた新作という事で、とりあえず初めてみたという人も多いんではないでしょうか。『崩壊』というのはこれまでにもあったタイトルなので世界観を共有しているんでしょうが、新規の自分にとっても別に気にするほどではないようです。

 そんなわけで先行登録はしてありリリースからしばらく遊んでみたのですが、良い点も十分にありますが、悪い点が目立ってしまいました。

 

まずは良い点

・キャラ

 これはもう『原神』がそうなわけですが、キャラクター一人ひとりが魅力的です。日本風のアニメキャラを意識したビジュアルに、そこに肉付けされた設定がぐいぐいと引き込んできますから、これは確かにガチャを引きたくなります。

 

・カットイン

 ようはバトルがメインのゲームなので戦闘は重要なファクター。そこで必殺技の時に出てくるカットインが実にエモい。最初は超感動します。とはいえ、これを永遠に見続けると飽きがくるわけで、そこを差し引くとそこまでではないかもしれませんが初見の感動がデカいことは間違いありません。

 

・音楽

 これも『原神』から引き継いでいる要素ですが、ゲームでも映画でも音楽という耳から流れ込んでくる情報が脳に与える影響は想像以上にデカイ。料理に例えるならシナリオの良し悪しが題材の根幹であり食材だとすると、音楽はその調理法であったり調味料ではないでしょうか。

 

 

 ・・・とここまでは良いところ。ターン制バトルが古臭いという感覚は昭和ゲーマーの自分には全くありません。

 

 では残念ながらこれまであまりプレイしていない原因となった悪い点。

 

・設定がとっつきにくい

 一言でいうと分かりにくい。専門用語として造語がたくさん出てきますがそれがダメ。「星核」だとかなんだとか設定をたくさんこしらえていますが、SFというジャンルは一般常識では経験していないものがたくさんあるので、それをいかに説明っぽくなくプレイヤーに理解させ説明をするかというのは小説であれ映画であれ大事な部分です。

その点において、非常に説明不足で何のことやらチンプンカンプンなままストーリーが進んでいくのは没入感が全くありません。

 

・移動の爽快感がない

 『原神』が良かったのはオープンワールドをシームレスで動き回れる点で一部制限があるものの壁を上ったりして屋根の上に行ったりして自由気ままな操作ができる点が面白い点でした。『GTA』が売れた理由もそうですが、プレイヤーにとって自由度というのはゲームをする上でとても大事な要素です。『FF』シリーズが批判される際にひたすらムービーを垂れ流すだけ、と言われたりするのはシナリオが一本道だったりするからですが、自由度の無さが不満になる例です。

 シナリオ展開とはまた別の話にはなりますが、マップが昔のダンジョン風で移動も横方向の2Dというのは原神ファンとしてはダウングレートな気がしてしまいます。

 

・宝箱わかりにくい

 マップに散りばめられた宝箱がパッと見、わかりにくい。デザインの問題というよりも画面でクローズアップされるなり、エフェクトをつけるなりやりようはあったはず。設定も含めてそうですが、ゼロベースのユーザーがどうとらえるかという点において思慮が足りないというのが根幹にある問題でしょう。この姿勢ではいくらキャラクターが魅力的でも残念ながら『原神』を超えることはないでしょう。

 

 

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