「春はあけぼの」で始まる枕草子には温泉についての記述もあります。
「湯はななくりの湯、玉造の湯、有馬の湯」
玉造温泉(宮城なのか島根なのか不明)と有馬温泉は今でも有名ですが、ななくり温泉というのは聞いた事がありませんでした。温泉好きでほぼ全国回っていますが、耳にした事がないのもそのはず。今では榊原温泉と呼ばれているのがななくりの湯だと知りました。なぜ名称が変わったのかはわかりませんが、平安京から伊勢参りをする際に湯で身体を浄めるならば現在の津市にある榊原温泉は地理的にはうってつけだったのだろうとは素人ながらなんとなく想像はつきます。
湯はいわゆる美人の湯というやつでお肌がすべすべになります。清少納言は美人だったのかとしょうもない想いを馳せつつ3大何ちゃらに弱い自分としてはこれでちょっとスッキリした気分になりました。