聖悠紀氏のライフワーク『超人ロック』の世界に登場するキャラクター達がそれぞれの目的のために戦闘するゲームがこの「超人ロック」です。現在あるいくつかのキャラクターゲームの元になったりもしている伝説級のゲームで、全国に熱心でコアなファンがついていることでもしられています。最近販売されるゲームは4人とか3~6人とかある程度の人数でのプレイが求められる中で5~12人、場合によってはそれ以上でも以下でも遊べるこのゲームは敷居が低く、また豊富なキャラクターが毎回変化するので展開は毎回異なりその都度別のドラマがみられる点も飽きがこなくとても素晴らしいゲームです。初めてプレイしたのは中学生のころでしたからもう30年近く前の事です。そしてさすがに数十年の月日とこのゲームを文字通り手に汗握ってプレイしていたことによりカードがボロボロになったり折れ曲がったり紛失したりとだんだんプレイに耐えない状況になってきているのはおそらく全国どこのサークルでも同じだったのではないでしょうか。それならば買いなおせばよいのですが残念ながら当時エポック社から販売されていたこのゲームは今では絶版となり手に入れるのは困難になっていました。
ところが、昨年になり再販が決定!再び新鮮なゲームが可能となったわけです。正月に仲間内で集まり早速プレイしたのは言うまでもありません。記念すべき第一プレイでは図らずも新キャラが二人登場。残念ながらというか当然ながらというかロックを超えるような強力なキャラクターではありませんでしたが、これまでのバランスを壊すことのない良い追加だったと思います。
『超人ロック』を読んでいなくても楽しめる内容になっていますが、ファンであればあるほど楽しさは増す内容になっています。またこれを元ネタにした同人ゲームがたくさん作られていることからもその優れたデザインがうかがい知れます。