趣味全開で世界を巡る

オタクなおっさんがアニメ・ゲームにうつつを抜かしながら時間が空いたらカジノを中心に世界へと旅立つ。目標は月1海外旅行。

eSportsよりもマージャンの未来に期待したい

 eSportsという概念を作った人は偉いと思うけれど、やっぱりちょっと無理があると思うんですよね。オリンピックにも導入なんて話もありますが、まあオリンピックも本来の意味合いよりも結局はマネーゲームなわけだからして、スポンサーが集まればOKという点が現在の感覚なのでしょう。個人的にはゲームが好きだし、それでお金が稼げるというのは夢があります。とはいえいわゆるプロゲーマーを目指せという考え方には懐疑的です。

 プロスポーツとよばれるものが定着して1世紀が過ぎた現在様々な種類の競技が存在していますが、その中でもいわゆる食っていけるスポーツは一握りでしょう。その点でプロという定義は生活が成り立つものという観点に立つと、一生そのスポーツのプレイヤーとして食べていける人はおらず、肉体的に衰えた後は監督なり解説者なりタレントなりといった別の生活の糧を探すわけです。ですから野球にしてもサッカーにしても競技を終えた後の人生設計も大切なわけです。

 これが囲碁・将棋になるともう少し話が変わってきますが、それでもやはり年齢の問題はあるようであの羽生さんですら現在無冠というのには驚きを隠せません。ひふみんこと加藤一二三さんもタレント業に勤しまれていますし、やはりプロというのは一生涯続くものではありません。

 

 ではeSportsはどうなのだろうかと考えた時に、一時の賞金を稼ぐ点ではゴルフやテニスなどに匹敵するのだと思います。しかしながらいわゆるスポーツとeSportsには大きな差が存在していて、それは競技の寿命の長さという問題が存在している事です。ゴルフもテニスも1世紀以上前から細かいルールの変更はあれどもプレイされ続けています。しかしeSportsに関していえば、ファミコンやセガサターンをプレイする人はほとんどいませんし、また現在の「League of Legend」や「ウィニング・イレブン」にしても今後10年と経てば古臭いゲームと化してしまいます。するとプロになるまでに費やした鍛錬などが陳腐化してしまい、将来的には誰もそこに注意を払わなくなってしまいます。これがeSportsの問題点で、現在のみに視点があって将来的にはほとんど何も残らないのです。ゴルフであれば解説をしたりコーチをしたり、将棋であっても本を書けば一定のニーズがありますがそれも競技が生き残っているからこそ。唯一可能性があるとすればコンピュータの進化がかなり遅くなれば、といったところですが望みは薄そうです。

 

 そんな時にふと思い出すのがマージャンのプロリーグ「Mリーグ」です。世間一般では全く盛り上がっていませんが、先ほどの条件に照らし合わせればプロの要件を十分に満たします。昔から変わらぬルールに、長い競技人生(一生?)と考えようによっては普通のスポーツよりも向いている。いかんせん運の要素が大きく一般人でも勝ててしまう点が問題なわけですが、将棋でもアマ何段なんていうのはあるわけで、ある程度かじった人が強いのはまあよくあること。それよりもやはりギャンブルに絡むというブラックなイメージが強すぎる方が当面の問題ではあるのですが。

 どうでもいい妄想ですが、「咲」を読んでからというものマージャンプロというものが一般化して学校でも麻雀部というのが普通にできたらいいなあと思ったり。

 なんにせよ「Mリーグ」がもっと脚光を浴びて欲しいと思うのですが、そのためにはやはり良いスポンサーがついて多額の賞金を用意するのが一番なんでしょうねえ。あとは宣伝か。

 

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↓MリーグのHP

https://m-league.jp/