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北九州のパワースポット世界遺産・宗像大社に行くべき3つの理由と超ざっくり3分でわかる日本の神話

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お出かけおススメ度

カップル★★★

ファミリー★★★★

おっさんひとり★★★★★

 

 

 九州は福岡県・宗像市にある宗像(むなかた)大社。交通安全の神様として知られており、福岡の西鉄バスなどは新車がくるとここでご祈祷を受けるほど。さて、そんなお社に行くべき3つの理由とは。

 

1.国宝8万点

 沖ノ島は現在一般人は立ち入れないようになっていますが、千年以上前の古代日本では国家祭祀が執り行われておりました。その証拠となる品々が実に8万点も見つかっており、それらが国宝に指定されております。これだけの数の国宝を一度に見られる場所はなかなかありませんからそれだけでも十分に価値があると思います。

 

2.日本で最高位の神格「貴(むち)」

 日本で最高位の神様・神社は誰・どこなんでしょう?おそらく天照大神を祀る伊勢神宮の名をあげる方が多いと思います。そしてその伊勢神宮と並び称されるのが大国主神をご祭神とする出雲大社。国譲りの神話が残るようにかつて日本を治めていたわけですから、天照大神と同格というのは頷けます。そしてその2社と並ぶのが、そう宗像大社なのです。この3社のみが道の神としての最高神「貴(むち)」の称号を与えられています。伊勢神宮は大日孁貴(おおひるめのむち)、出雲大社は大己貴命(おおなむち)、そして宗像大社は道主貴(みちぬしのむち)です。

 

3.世界遺産登録

 2017年に世界遺産に登録されたのが「神宿る島」宗像(むなかた)沖ノ島と関連遺産群です。宗像大社はその一部となります。九州本土にあるのは辺津宮と呼ばれる社殿で一般的にはこちらを参拝されることになると思います。その他に大島にある中津宮とさらに沖のある沖ノ島の沖津宮を合わせて3社で3女神をお祀りしています。

 

 

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国宝8万点は辺津宮の神宝館にて展示されています

 

 沖ノ島というと戦史マニアの方なら日露戦争の日本海海戦があった場所だとご記憶されているでしょう。東郷平八郎元帥が決戦場所として選んだのは偶然でしょうが、かつて朝鮮出兵の際に戦勝祈願がされていたりひょっとすると大勝利の影には神のご加護があったのかもしれません。そんな九州が誇るパワースポット、一度は訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

【3分でわかる日本の神話】~宗像大社の3女神~

 かつてイザナミ・イザナギという兄妹の神様がおりました。2人は結婚されてやがて様々な島や他の神様をイザナギが産むわけですが、火の神カグツチを産んだ時の火傷がもとで死んでしまいます。イザナミは死後の国に行ったイザナギを一旦は救いにいきますが、死後の醜い姿を見て逃げかえってきます。追いかけられないように岩で出口を塞ぎ、二人は離縁します。死後の世界での穢れを落とす為に禊をした際にイザナギの身体の一部から生まれたのが天照大神(アマテラスオオミカミ)や月読命(ツクヨミノミコト)、素戔嗚(スサノオ)たちです。そしてこのスサノオが大変な暴れん坊で母のいる黄泉の国に行きたいと駄々をこねて大変な事になりイザナギから追放されます。それならばと別れの挨拶をと姉であるアマテラスのところにやってきます。しかしその騒々しさに戦争をしかけにきたと思ったアマテラスは迎撃の準備をします。そこでスサノオは争いの意志はないという事で武装解除をして自らの剣をアマテラスに渡すという誓約(うけい)の儀式をします。この剣をアマテラスがかみ砕き、その吐いた息から生まれた3女神が宗像大社に祀られている3女神なわけです。ですから一般的にはスサノオの娘と言われてますが、アマテラスの娘という解釈もありなわけですね。