おススメ度★★
オーストラリア映画というと『クロコダイル・ダンディー』か『マッド・マックス』くらいしか知りませんが、これも意外と趣のあるSF作品でした。
インフィニというのはインフィニティから来てるんでしょうが、この作品の場合宇宙の果てにある基地の名前が「インフィニ」です。これまで見てきたSFだと宇宙の果てまでいくとすれば、ワープという概念を利用するか、あるいはもうちょっとリアリティがあるところだとコールドスリープなんていう設定がでてくるわけです。ところが、この作品の面白いところはなんとテレポートでいくというところ。テレポートといえばESP(超能力)モノの定番なわけですが、それをSFテイストにしてるところが結構斬新でした。
というわけで非常にくいつきはいいわけなんですが、中盤からダレるというかラストシーンがちょっと気に食わないというか設定は面白いんだけれど脚本はイマイチみたいな作品なのが惜しいところ。
もうちょっと捻りが欲しかったなあと思うと共にやはり映画の肝は脚本だなとしみじみ。