おススメ度★★★★
湯浅政明監督のアニメ版はかなりの高評価でしたが、この実写版もなかなか良い出来栄えだったように思います。
斎藤飛鳥・山下美月・梅沢美波といった乃木坂46のメンバーを起用していることからその手のファンに媚びた作品であることは間違いないわけなんですが、だからといってそれだけでアイドル推しの駄作と割り切ってしまうのはもったいない出来になっているように思いました。
おそらくアニメ・原作ともに二次元のファンからすると三次元を対象としたファン層には一定の拒絶感があるように思いますから、そういった層からの批判は止まないでしょう。自分の場合はたしかにアニメ寄りのファンで、乃木坂46には全く思い入れもない身でしたからその意見に同調しても普通だったように思います。しかしながら客観的にみて面白く仕上がっていたのは間違いなく、原作のテイストをうまく踏襲しつつ実写なりの良さを引き出せていたのではないかなと思います。
グレイス・エマなんかもそうですが、金森氏役の梅沢美波も彼女たち以外のキャストは考えられないというくらいハマり役だったように感じました。
アニメファンの人も毛嫌いせずに観てみる価値はあるんではないかなあという作品でした。