おススメ度★★★
映画だから仕方ないのかもしれませんが、舞台設定の説明が無くちょっと置いてきぼり。いろいろ他で見てきた感があるものばかりで、ナウシカなのか北斗の拳なのかターミネーターなのか、とにかく人類は滅亡の危機に瀕してるっていうところ。
食料供給自体はなんとななってるっぽいですが、文明の継承ができず子孫も残せなくなってきているかなり末期状態。そんな中でプラネタリウムを観る事の意味は何なのか、という命題がテーマです。明日人類が滅ぶともそれでもリンゴの木を植える、というマルティン・ルターの教えが頭をよぎります。
「やがて成長して作物が得られるという希望がなければ農夫は畑に種を蒔かないだろう。子供が生まれるという希望がなければ人類に結婚という仕組みは出来なかっただろう。利益を得ることができるという希望がなければ商人は商売を始めないだろう。この世を動かしているのはすべて希望なのだ。」
希望を持つという事が、生きる上での糧なのだと気が付かせてくれるだけでも価値のある映画であるような気がします。