おススメ度★★
落ち目だったキアヌ・リーブスが『MATRIX』で大ヒットしてハリウッド大スターの仲間入りをしたのちの作品としては最低の評価を受けている作品ではありますが、まあ観れないこともないかな、と思いました。やっぱキアヌはちょっと狂った役どころが似合うなあと思ってみたり。
クローン人間は技術的には可能な域にきているといいますし、おそらく裏ではすでに造られているとは思います。それでも表に出てこないのはやはり人間の場合経年で経てきた知識や経験というのが大きいわけでクローンでできるのはあくまでも肉体だけだから、まあ臓器の代替品くらいの感じなんでしょうか。
現代の国際社会では確固たる決め事も無いまま曖昧な線引きしかできていない状況に思いますが、果たして作ってしまったらどうなんのか、っていうシミュレーションみたいな話ではあります。映画そのもののプロットにはちょっと無理がありますが、今の我々が答えを出せずにいる問題を考えてみるいいきっかけにはなるんではないかな、と思いました。