原作はビッグコミックスピリッツの漫画。おそらく青年誌のこの漫画を読む層と、中学受験の生徒を持つ親の層はあまりフィットしないので、今回のドラマ化はすごく大きい意味があったように思います。
普段TVをほとんど観ない私ですが、もと塾講師ということもあってちょっと気になってみてみたらこれはなかなかリアルっぽい感じがして面白い。柳楽優弥さん演じる黒木先生のような人は実際にはいないでしょう。あそこまでスゴイ人は正直身体を壊してしまいます。それでも塾講師のあるべき姿を体現していて、すべての塾講師は見習う点があるのではないかと思います。
彼のセリフにある「父親の経済力と、母親の狂気」が受験合格に必要というのはけだし名言だと思います。小学生という自我に欠ける存在をして目的を遂行させるには保護者の存在も不可欠。ではその保護者の役割とはなんなのかという点をクローズアップすると先ほどのセリフにいきつくんだと思います。
これから中学受験を目指す保護者の方や、現役塾講師の方など時間を割いて見てみる価値はあると思います。
