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【映画】『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』感想(ネタバレなし) 『キングスマン』のタロン・エガートンによる実話モデルの詐欺・殺人ストーリー

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おススメ度★★★★

 

 ビリオネア・ボーイズ・クラブというと同名のファッションブランドもあるわけですが、この作品のタイトルともなったこのBBCという社交クラブはかつて1980年代にロサンゼルスに実在したグループです。主役は『キングスマン』シリーズで一躍脚光を浴びたタロン・エガートンとこれまた『ベイビー・ドライバー』で注目を浴びたアンセル・エルゴートと今後のハリウッドを背負って立つであろう若手俳優が共演しています。脇を固める詐欺師役のケビン・スペイシーの演技がこれまたいやらしくて素晴らしい、流石です。

 

 物語は実話ベースなので実際の裁判の記録などを見れば展開は読めますが、それでも二人の大金持ちを夢見る青年が半ば狂気に囚われながら、半ば正気に戻りながら大金に翻弄されていく姿は観るものを映画の世界へと引き込んでいきます。

 

 結果的に殺人事件へと展開した実話ですのでやや凄惨な世界が描かれていますが、実話ベースゆえのリアリティさや注目の若手俳優などなかなか見応えのある作品だと思います。