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【映画】『ベイビードライバー』感想 一風変わった凄腕ドライバーの恋にも注目

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おススメ度★★★★

  「キャリー」リメイク版でデビューし、「ダイバージェント」などを経てこの「ベイビー・ドライバー」の主役ベイビー役で注目を浴びたのがアンセル・エルゴートです。まだ20代半ばの彼ですがその甘いマスクからヒット作に恵まれれば一気にハリウッドのトップスターに上り詰めそうな気がします。

 

  さて凄腕ドライバーの映画といえば今も人気の「ワイルドスピード」シリーズやリュック・ベッソン監督の「タクシー」やジェイソン・ステイサムの「トランスポーター」など数多くあってとりわけ目新しい設定ではありません。しかしこの映画が面白く感じるのは主役ベイビーの善人ぷりに有るのだと思います。これまでの作品では悪人では無いもののアウトローなキャラクターというようなテンプレート的な位置づけだった凄腕ドライバー役を、プロレスのベイビーフェイス宜しく善い者として描いている点が奇抜では無いものの新しい切り口に感じるのでしょうか。

 

  その他の脇役達もなんだかんだで人情味のある人達が多く、犯罪に手を染め時には人殺しまでするものの一定のシンパシーを感じる点が心地よいのかもしれません。

  ヒロインのデボラが犯罪者と知った後も変わらぬ愛情を見せるのに最初は非現実的な感じがしましたが、ラストシーンに至るまでベイビーの善人ぷりがズレないストーリーから、人の本質を愛しているという事なのかなと納得がいきました。

  単なるカーアクションやクライム映画ではなくラブストーリーとしても魅力のある映画だと思います。

 

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