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【映画】『プロメア』感想(ネタバレなし) これだけ完成度の高いアニメを久しぶりに見た!

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おススメ度★★★★★

 


映画『プロメア』ロングPV 制作:TRIGGER  5月24日〈金〉全国公開

 

  グレンラガン、キルラキルの今井監督。両作品のいずれかが面白いと感じたなら間違いなく、どちらも好きなら劇的に面白いと感じるはず。

 

  そうではなくても、およそアニメ好きなら十二分に楽しめる作品だと思います。ロボットアニメというと男性向けなイメージもありますが、自分が足を運んだ劇場は男女比半分くらいだった気がしますし鑑賞後も女性の肯定的なざわつきが耳に入ってきました。

 

  ジェットコースターと言ってもいいし、全編クライマックスというべきかもしれないし、とにかく最初から最後までエンジン全開な感じで息つく間も無くエンディングを迎えるといったところ。そのせいか鑑賞後はセックス後にも似た心地よい気怠さを感じます。

 

  今石監督の得意とする独特の間を持ったアクションシーンはアニメで魅せる事の醍醐味を十分味あわせてくれますし、何より脚本もしっかり練られていて申し分なし。

 

  興行的な意味で起用されたであろう堺雅人氏も、本業ではないとはいえさすがは名優だと思いました。松山ケンイチ氏も主役を十分に張っていたと思います。それに加えてさらに脇を固める稲田徹、新谷真弓、檜山修之らの声を聴くとキルラ・キルファンはたまりませんね。

 

 そしてやはり澤野弘之氏の音楽が素晴らしい。ここぞといったときの盛り上げ方がたまらない。もうシリアスなアニメ作るならこの人の音楽しかないっていう感じになってきてるんじゃないでしょうか。

 

 全くもって欠点がないわけではないのですが、それを補って余りあるパワーと完成度を誇ります。とにかくおススメ。