おススメ度★★★★★
1960年代のアメリカで実在の黒人ピアニストがグリーンブック(黒人が安全に旅する為の宿泊ガイドブック)を片手に白人の用心棒兼ドライバーと、未だ差別色濃い南部に演奏旅行に出かけ、互いに深い友情で結ばれる実話が基になっています。なんかこのあらすじだけでアカデミー取ってまうやろ的な雰囲気をバンバン感じるわけですが、作品賞や助演男優賞など見事に取りましたね。
まあアカデミー賞は様々な思惑が絡むので純粋に1番面白い作品であるとは限らないと思いますが、この作品は鑑賞に値する作品ではないでしょうか。
お互いに全く違う価値観を持ちながらも互いをリスペクトするうちに無二の親友となっていく彼らの姿はとても心に気持ち良く響きます。どちらかといえば男性に取って男の友情とはどういうものかを見せてくれる映画ではないでしょうか。
この映画が心地良いのは二人ともが人間として素晴らしい事が大きいと思います。であるからこそ生まれも育ちも全く違う彼らが分かり合えたのでしょうし、見習うべき姿勢なのではないでしょうか。
まああまり深く考えずとも最初は雰囲気のよくなかった二人がうち解けていく様子に次第に引き込まれていく事でしょう。