趣味全開で世界を巡る

オタクなおっさんがアニメ・ゲームにうつつを抜かしながら時間が空いたらカジノを中心に世界へと旅立つ。目標は月1海外旅行。

令和を喜ぶ国民のナショナリズム

  かつて昭和の時代に「明治生まれ」というと単なる老人ではなく二度の世界大戦を見てきた歴史の生き証人のような、なんだか崇高な存在に思えたものです。元号をまたいで生きるというのはそれだけ重く思えたものですが、自分がその立場におかれてみるとなんだか一気に歳をとった気がします。

 

 さて、新元号が発表された際に内閣支持率が上がったとかで殊更国民は歓迎ムードのなか個人的に疑問なのは元号廃止論が全くと言っていいほど聞かれない点。まあ元号がダメなわけでは無いんですが、西暦と併記するくらいなら別に不要だと思うんですけどね。今さら西暦無視は流石に無いだろうから、ならば無駄な元号も廃止してはと思うんですがその辺りは天皇制と絡むからタブーなのかな。

  施政者の思惑は色々あるだろうけど、国民が日本独自のこの文化を尊重する姿勢は嫌いではありません。日本という国家のアイデンティティだと思うし愛国主義を持つのは賛成です。しかし裏を返せば愛国心は排他主義につながります。今後ますます外国との結びつきが増えるだろう未来において間違った方向に愛国心が向かわないかが少し心配です。

  私の周りでも韓国が〜なんていう人が少なからずいます。実際に酷い目にあったわけでもなく、誰か具体的な知り合いに反日な人がいるわけでも無いのに、なぜか一部の情報を鵜呑みにして心配したりしてます。やはり教育やマスコミの力は恐ろしいな、とは思いながら自己判断能力を高く保てる日本人が増えて欲しいなと思った令和初日でした。

 

f:id:haseger:20190513234802j:plain