この日は二日目にして早くも携帯を紛失するというとんでもない災難があるのですが、朝の時点ではそんな事はもちろん知らずこれまでの疲れが溜まっていたのか昼近くまでぐっすり休みました。とりあえずお腹が減ったのでSunホテルの近くにあるお店へ。相変わらずハングルはサッパリですが写真に麺らしきものが映っているので間違いないでしょう。金額もだいたい₩5,000(約500円)と安い!
ハングルはわからないものの横に漢字の説明があってなんとなくはわかる。あくまでなんとなく…。海鮮面というのがあったのでそれを頼むことに。出てきたのは確かに海鮮がのっかっているけど、これなんかインスタントラーメンぽくね?なるほどお値段相応なわけです。でもまあ具材が入っていることを考えるとこんなもんでしょうか。味は悪くありませんでした。
食後はどうしようか悩んだのですが、とりあえずチェジュのビーチに行きたくって来ることにしたのでまずは手近なところに行ってみることに。見つけたのは咸徳(ハムドク)海水浴場というところ。しかし手近といってもタクシーで4,50分はかかります。
タクシーを降りると心地よい風と湿った空気を感じます。うーん、ビーチリゾートに来ました!チェジュ島らしくトルハルバンがお出迎えしてくれます。
朝ごはんが少なかったのか小腹が空いていたのでカフェでパンを買ってしばらく待ったりすることに。一緒に頼んだマンゴージュースは切り身がはいってました。でもこれで₩12,000するからやっぱりリゾート価格ですね。
その後は砂浜を散策したのですが、エッフェル塔とか階段ピラミッドとかすげえリアルな砂遊びをしているのを見つけてビビりました。でもよくみたらそういう形のバケツ(?)があるみたいで納得。
チェジュは韓国で唯一ミカンを栽培している島で、そのせいかあちこちでミカン売ってます。買おうかと思ったけどさすがに箱はいらないな・・・。
海にも少し入ったのですが結構水が冷たくて泳ぐ気分にはなれず。韓国の人たちは結構泳いでましたけど、水に入れば平気なのかも。結局砂浜で寝そべって本を読んで過ごします。ビーチリゾートで読書が自分の中での最高の休暇の過ごし方だったりします。
そしていよいよ問題が発生する帰りです。まずは行きの時点から想定はしていたのですが帰りのタクシーをどこで捕まえればいいのかサッパリわからない。大きな駐車場があったからなんとなくそこに行ったら無事タクシーレーンがありほどなくしてタクシーを捕まえる事ができました。そしてホテルへと戻ってきたわけですが…。
部屋に帰って落ち着いてからふと携帯を確認しようと思ったらどこを探してもありません!タクシーに乗る前にビーチで会社からのメールを確認したのを覚えているので、落としたとしたらタクシーの中しか考えられません。今年になってタクシーやバスに携帯を忘れるのはこれで4回目です…。うち2回は海外でもちろん見つからず。今回は一人旅なので日本に連絡するのも一苦労だし、旅行気分は一気に吹っ飛んで気分は最低。
もちろんタクシーの領収書なんてないしナンバーなんて覚えていませんから探しようもありません。携帯はSIMカード抜きとれば中古として使えるので基本的には売却されてしまう事が多いらしい。おそらく見つかることは無いでしょう。
とはいえ藁にもすがる思いで警察へ行ってみることに。しかし日本みたいに交番があちこちにあるわけではないのでそれを探すのも大変です。幸いSunホテルのフロントに日本語のわかるスタッフがいたので事情を説明して警察に行きたいと伝えたところ、行先を書いた紙を用意してくれました。タクシーで15分かかるとの事。この時点でどうせ見つからない携帯を探しにタクシーで往復30分かけるのはバカバカしいような気もしました。でもまあせっかく親切に教えてくれたのでとりあえず行ってみる事に。
ほどなくして警察署に到着してパスポートを見せて事情を説明しようとしたところ警察官が私のiphoneを持ってくるではないですか!
どうやらタクシーの運転手さんが届けてくれていたらしい。な、なんて親切なんだ!!!しかもホテルの人が警察に電話した時点で事情を説明してくれていたらしい。暗い気分が一気に晴れ渡りホッとすると同時にこの優しい韓国の人達の事がますます好きになりました。とりあえず韓国で携帯を落としても諦めずに警察に連絡するようにしましょう。
韓国もチェジュも最高!