初見は日テレの24時間TVで放映されたアニメ映画の枠。かれこれ40年近く前のことでしょうか。当時24時間TVではオリジナルアニメを朝っぱらに放映する流れになっていて毎年楽しみにしてました。例年では手塚治虫先生原作のものが多かったのですが、前年の『ブレーメン4』が万策尽きたまま放映するというトンデモ事件をおこしてしまったので、この年は武宮恵子先生の『アンドロメダ・ストーリーズ』になったそうです。
残念ながら視聴率が伸びず翌年からまた手塚作品へと戻ってしまうわけですが、私個人に与えた影響は結構大きかったように思います。
タイトルの通り「アンドロメダ星系」のとある星でのお話なわけですが、そのスケールのでかさや戦士イルの設定、サイコパワーなどSF要素満載の内容が子ども心にすごく惹かれたのを覚えています。
クモ型のロボットが人間を支配するという設定がその後もずっと心の中に残っていて忘れられない作品となっていました。最近「鬼滅の刃」の作者が女性でなんちゃらという話題があって、女性漫画家といえば、ということで思い出してまた観てしまいました。
さすがに絵柄は古臭いですが、それでもラストシーンはとても素晴らしいもので、自分の大好きな部類。久々にノスタルジィに浸る時間となりました。