まあ抜くとは思っていましたが、あっさりと達成してしまいましたね。押井守監督も言っていましたが、100億を超えるとそれは社会現象で映画そのものの面白さとはまた違った次元の問題だと。
たしかに300億超えで日本一だから一番面白い映画かというとそうでもないとは思います。「君の名は。」なんかもそうですが、映画そのものの面白さとはまた違った何かがブームを巻き起こしているなとは思います。富野監督が言っていたのは昭和時代にはヲタクと呼ばれる根暗な層にしか支持が無かったアニメというものに世間が慣れて一般化した結果だということでしたが、たしかにアニメが市民権を得たというのは大きいように思います。芸術として評価されるようになってかつての実写>アニメという図式が通じなくなってきているのは嬉しい限りです。
個人的にはこれだけ世間に一般化したアニメなので、裏方のアニメーターさんたちの生活が改善されるようになるといいなと思います。結局広告会社が儲けるという図式ではなく、売れたら売れたでペイバックがあるような社会システムを構築して欲しいなあと思ったり。