『メイド・イン・アビス』はそもそもアニメで知りました。正直なところ第一印象はあまりよくありませんでした。今となっては真逆ですが、当初は絵柄が好みではなかったからです。ほんわかした中身のないいわゆる日常系のアニメは好きではなく、そのような雰囲気かと思ったわけです。
ところがアニメも回を進める毎にディープな設定がどんどん出てきて自分好みの作品であることがわかりました。特に黎明卿ボンドルドが出てきてからがかなりヤバい。ナナチとミーティの設定には度肝を抜かれました。いわゆるアニメ1期にこの時点での評価は80点といったところでしょうか。
その評価がさらに上がったのが映画「メイド・イン・アビス 深き魂の黎明」。あの極悪非道のボンドルドに愛らしい娘プルシュカがいたというお話。ですが、黎明卿は伊達ではないことをやがて思い知らされるわけで、この映画の凄惨さたるやR15でも足りんのじゃないかと思ったりします。まかり間違ってちびっ子とか見てないことを祈るばかりです。この映画でさらに評価が高まり90点。
そしていよいよ2期が始まるということで「烈日の黄金郷」編を一足先に単行本で読んでみました。これまでの設定もすごいの一言でしたが、この「烈日の黄金郷」編はそこに輪をかけてスゴイ!もうこれには驚かされまくりました。もはや神作品といって過言ではないでしょう。95点そす。