ロマンという意味では流しそうめんはとても素晴らしいと思います。暑い夏に食べるそうめんが、清らかなら流れの水とともにゆらゆらと水面を揺蕩う様子はイメージするだけで涼しさを感じさせます。
そんなわけで小さい頃は流しそうめんを食べたくて仕方がなかったんですが、なかなかその機会がないまま大人になったある日、出かけた先で流しそうめんとであったわけです。そののぼりを見た時の幼い頃の憧憬を思い出して頼んでみたはイイものの、実際食べてみると、まさにそうめんそのもの。それ以上でも以下でもなく味は平凡。当たり前といえば当たり前なんですが、雰囲気だけなんですよねえ。
まあ夜景の素晴らしいレストランなんていうのもそうですが、雰囲気で味は変わらないのよなあア。