鹿児島県知覧市はかつて本州最南端の飛行場があり、戦争末期には特攻基地となった地です。現在では平和会館というミュージアムがあり、世界で唯一の『飛燕』や『疾風』が展示されています。残念ながら撮影禁止なのでここでは紹介できませんが。
ゼロ戦52型はエンジントラブルで不時着したものを後になって引き上げたもので損傷が激しく、そのまま展示されており今にも手が触れそうな近さでゼロ戦が見れます。
日本でゼロ戦が見られるミュージアムはいくつかありますが、わりと各地に点在していて訪れるのは大変。アメリカのスミソニアンやロシアのクレムリンのようなのは敗戦国である日本には難しいのかもしれませんが、ドイツにも戦車ミュージアムはあるし、もう少し規模の大きなのを作って欲しいなあ。民間では難しければ国立で、と思うけどそれこそ今のご時勢には難しいかな。
とはいえかつて世界でも群を抜く技術を日本が持っていた事は国民として誇らしく思うし、そういったナショナリズムもある程度は必要なんじゃないかと思います。もちろんグローバル化が叫ばれる時代だし、それが人類の進む道でしょうがナショナリズムを消し去るのではなく、融和を図ることが理想的だと考えるのはロマンチシズムに過ぎるのかもしれません。それでもやはり醤油や味噌には無くなって欲しくないのです。