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【映画】『ある女優作家の罪と罰(原題:Can You Ever Forgive Me?)』感想 実話を基にした作家から詐欺師への転身を描いた作品

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おススメ度★★★

 

 2014年に亡くなられた伝記作家リー・イスラエルさんが実際に犯した詐欺事件をもとにした自伝のタイトルも『Can You Ever Forgive me?』です。原典を読んだことがありませんし、自伝を基にした映画なのでどこまで真実に近いのかはわかりませんが、それでも実際にありえそうな話だなと思いました。主演女優のリー・イスラエル役のメリッサ・マッカーシーの演技はなかなか素晴らしく、自堕落な人生を送りながらもプライドを捨てずに生きる中で犯罪に手を染め、また終盤でそこからの転換を図っていくところをよく演じていたのではないでしょうか。

 『ボヘミアン・ラプソディ』のフレディ・マーキュリー役を務めたラミ・マレックは実によく似せていたと思いますが(それでもファンからは足が短すぎるだのと揶揄されましたが)、リー・イスラエルさんのお写真を見るとあまりそういう方向性に走ってはいないようでこれもまたありかなと思いました。まあ著名度の違いがあるのだとは思いますが。

 犯罪映画なのである意味胸糞悪かったりするわけですが、最終的にはそれなりのカタルシスを得られるストーリーになっているように感じました。万人におススメというほどではないですが、実話好きの方なら楽しめるのではないでしょうか。