おススメ度 ★★★
「ギルティ・クラウン」で若者に好評を博した荒木哲郎監督の作品ですが、TV版は序盤は良かったものの4話以降の失速感が半端なくあまり良い評価を得られてはいませんでした。3話まではアニメーションの出来栄えも良く、なにより美樹本晴彦氏デザインの無名はとても良かったのですが。
そんなわけでちょっぴり残念な感じのあった「甲鉄城のカバネリ」が満足のいくクオリティで帰ってきたのが今回の劇場版。シナリオはまあ可もなく不可もなくといった感じですが、何よりアニメーションとしての出来栄えがいい。荒木監督は進撃の巨人でも監督をされていますが、こういう動きのあるアクションシーンを魅せる手段は素晴らしいと思います。TV版は予算と時間が無かったんだろうな、と思いますがそのまま終わらせるにはもったいない素地がありましたし、監督自身の思い入れもあったのかなと感じました。
TV版ではガッカリした方もこれならまあ見る価値あるんではないでしょうか。
