今回台湾で一番の目的だったのが『欣葉』さんの「蟹おこわ」を食べる事。自他共に認める蟹好きであり、またおこわも大好きな自分にとって、この「蟹おこわ」なる食べ物はグルメ界の王手飛車取り。サッカーでいうならクリスチアーノ・ロナウドとリオネル・メッシの２FWのようなものです。
今回はようやく時間が取れたので一人本店へと出かけます。『欣葉』さんはいくつか店舗があるのですが、「台菜創始店」が本店にあたります。雨が降りそうでしたがなんとか傘をささずに無事お店を発見。
『欣葉』さんは台湾の伝統的な料理のお店なわけですが、日本人、特に初めて台湾を訪れる方には超おススメです。というのは中華料理というのは日本のものと現地のものでは味付けが全然異なるからです。日本で中華料理が大好きでも現地のものは口に合わないという事はよくあります。八角やシャンツァイ（香草）といった風味が特に合わないという日本人は大変たくさんいますし、私も慣れたとはいえ好きになったとはとても言えません。しかしながらこの『欣葉』さんの味つけは日本人向けになっているものが多く、中華は好きだけど現地のレストランのものは苦手、という方でも安心して食べていただけます。
蟹おこわの前に前菜として頼んだのが豚の角煮。トロットロに煮込んであって柔らかくてジューシー。120元（約480円）。
いよいよメインディッシュとして出てきた蟹おこわ。850元（約3,400円）とお高いですが2～3人前です。小さいのを探したけど無いようだったので蟹好きならいけるだろ！と勝手な自信をもって注文してしまいました。案の定サイズは大きかったですが、おこわにしみこんだ甘味がたまらない！これまで食べたどのおこわよりも濃厚でいくらでも食べれてしまう感じ。ワタリガニの卵と味噌の甘さがこれまたたまらない。これは『欣葉』に行ったら是非食べてもらいたい1品です。
デザートにはわらび餅がサービスで出てきました。甘味が抑えてあってこれもなかなかイケました。
というわけで台湾は台北の『欣葉・台菜創始本店』は日本人に是非訪れて欲しい台湾料理の名店でした！
