趣味全開で世界を巡る

オタクなおっさんがアニメ・ゲームにうつつを抜かしながら時間が空いたらカジノを中心に世界へと旅立つ。目標は月1海外旅行。

ヒルトン・バケーションズの甘い罠に誘われて その魅力と落とし穴

  セントレア空港を使っていると4階のレストラン街の入り口や国際線の出国審査後にカウンターがあるのを何度か見た事がありました。成田とかにもありますから飛行機を利用する方は見覚えがあるのではないでしょうか。

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 今まではなんとなく興味はあるものの無視して通り過ぎていたのですが、何やらウエットティッシュかボールペンをあげるから説明だけ聞いて、みたいなキャンペーンにつられてしまいました。ちょうどウエットティッシュが切れてたんですよね。

 

 で、説明はだいたい10~15分くらい。モノだけもらって退散したかったけれどさすがにそこまで厚顔無恥にはなれずおとなしく説明を聞きました。まあそういうNOと言えない日本人を狙っているんでしょうね。

 

 説明の内容としては年収500万円以上かリタイアした人を対象として、ハワイなどにあるホテルの1室をシェアして購入してもらい年に1回1週間宿泊できるというもの。で、その詳しい説明会(約90分とのこと)に参加したらなんと3泊4日のホテル宿泊をプレゼントするというではないですか!(航空券は自分で手配する必要があります。)成立したら、ではなく説明会に参加すれば良いという条件なので行ってみようかなという気にもなり参加要項にサインしてしまいました。

 ホテルの部屋をシェアといってもいろんなホテルやロケーションがあるので金額もマチマチですが、安いところだと50万円とか100万円くらいからあるみたいでした。部屋を買い上げる形なので毎年行くと思えば数年でペイできるような計算でもあります。ここまでの段階では説明会にとりあえず行ってみようかなと思っていました。まあ気に入らなければ申し込まなければ良いだけで、とりあえずハワイの宿泊プレゼントだけもらって帰れば…と。

 

 しかし冷静に考えて説明聞くだけでは1銭の利益も出てないわけで、それでハワイの3泊4日をプレゼントしてたら絶対にわりに合わないはず。何か裏があるのは間違いないと思っていろいろと情報を調べてみました。すると分かったことが一つ。それは、購入費用とは別に毎年管理維持費が発生し、それが年々増えていくというものでした。これは空港での説明会では一切触れられませんし、ひょとしたら詳しい説明会でもスルーされるのかもしれません。契約となった場合には契約書に記載されているそうですがどうも英語の契約書らしく、そんなもんを90分の説明会できちんと読むのは普通の人間には至難の技でしょう。これを知ってて契約するならいざ知らず、そうとも知らずに契約して泣きを見るケースが多いとの事。というのも仮に100万円出して契約したとして、それとは別に毎年10万円とかの管理維持費を要求されるわけです。で、金が余ってて気にならないなら別ですが、中には資金が尽きて物件を手放す人が出てきます。するとどうなるかというと共同購入したメンバーで残った人間が辞めた人間の分の管理維持費も背負う事になるわけです。去年は10万でしたが、今年は12万みたいな。来年は15万とか。普通に考えて施設は老朽化するわけですから誰も辞めなくても管理維持費は上昇するはずです。どこまで上がるのかといった規定がされているとは思えず、ここまで知った時点で説明会への参加も取りやめることにしました。

 

 もちろんハワイの宿泊プレゼントだけもらいに行くというプランもあったのですが、情報収集した結果予約は数か月以内にしなければならずかつ半年以内に利用しないといけないとのことでした。そうなると早めに休暇の日程を決めなければならずそれが難しいかなと思ったので参加を取りやめた次第です。逆に時間がフリーな方なら冷やかし半分でもプレゼントだけゲットするという手はありだと思います。

 

 なかなかどうして落とし穴があるので知らずに契約してたらと思うとちょっと恐ろしい。管理維持費の分も許容するとするならば毎年とは言わないまでも10年弱分は使いたいわけで、毎年行くほど好きなロケーションでなければあまり意味がないなと思いました。